大企業からベンチャーに転職したけど失敗した?後悔した?【体験談紹介】

大企業からベンチャーに転職したけど失敗した?後悔した? 転職

どうもグロンです。私は一部上場している会社でSEを3年間経験した後、中小のベンチャー企業へ転職しWebマーケターになりました。まだ転職して半年ですが(2021年9月時点)、入社したばかりの今だからこそ、大企業からベンチャーへのギャップを明確に感じています。

今回は大企業からベンチャーに転職して気づいたことなどまとめました。ベンチャー企業へ転職を考えている方はぜひ参考にしてください!

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ベンチャー企業の”メリット”  ベスト3

大手からベンチャーへ転職するメリット

ベンチャー企業へ転職した事によるメリットのベスト3は上記になります。それぞれどういったメリットがあるか、詳しく紹介していきます。

ここで紹介する内容はあくまで私の経験に基づく内容です。企業によっては当てはまらない場合もありますが、一般的な意見と大きな差異はないと思います。ただ、体験ベースのため具体的でイメージが湧きやすいです。転職活動中の方はぜひ参考にしてください。

3位:社員数が少ない

大手からベンチャーへ転職_社員数が少ない

大企業時代は社員数が800人でしたが、今のベンチャーでは14人です。一番分かりやすい変化でした。社員数が減ったことで下記のようなメリットがありました。

  • 自分の役割が明確
  • 会社への貢献度が高い
  • 社内で関わる人が少ない

社員が少ないと①自分の役割が明確

社員数が少ないため「〇〇と言ったらAさん」となりやすく、スキルが自然と特化されていきます。逆に属人化という問題もあり、自分から対策していく必要あり。

会社によっては人数が少ないため、マネジメント層が入れ替わりがなく、同じポジションが長くなることがあります。その場合は、その分野のスペシャリストになるキャリアが目指しやすいですね。

社員が少ないと②会社への貢献度が高い

売り上げへの貢献度が高くなり、モチベーションが上がります。また、自然と請求金額を気にするようになり、お金に関して敏感になるのもメリット。

大企業時代は売り上げの数字を見てもピンときませんでした笑
ベンチャーの今は会社の売り上げがより自分ごとになったので、社内会議も自然と集中します。

社員数が少ないと③社内で関わる人が少ない

関わる人が多すぎると、疲れてしまうときがありました。今は会社全体でも十数名のため、気が楽です。ただ、ヤバい人がいた場合は辛さが増すかもしれないですね。いい人ばかりで良かった笑

2位:自由度が高い

大手からベンチャーへ転職_自由度が高い

大企業時代と比べると自由度はかなり上がりました。特に下記の点はメリットだと感じています。

  • PCを持ち歩ける
  • 気軽にツールを追加できる
  • 出勤時間の調整ができる

自由なポイント①PCを持ち歩ける

大企業時代はセキュリティがかなり厳しく、社内で使用しているPCは絶対にフロアから持ち出せませんでした。違うPCでテレワークできましたが、普段と違うPCなので使いづらくストレス…。

逆にベンチャーでは、PCを常に持ち歩けるためテレワークでも同じPCで作業ができて快適です。鍵が開いていなくて会社に入れなかった時はファミレスで作業をしていました笑

大企業時代に同じことをした場合は相当怒られて、大問題になりますね。。

自由なポイント②気軽にツールを追加できる

前述した通り業務はいきなり実践のため、仕事のやり方も大企業の時と比べると自由度が高く、使用するツールも無料であれば簡単に使用許可を得られます。大企業時代はちょっとしたツールでも申請をする必要があるのと、セキュリティの都合で中々許可されません。(SEの会社なのにMetaFrameとかいう化石みたいなツール使ってたな。。)

自由なポイント③出勤時間の調整ができる

フレックス制で10時〜15時の間、出社していればOK。繁忙期を乗り越えた次の日は15時で退勤してます。緊急事態宣言中はフレックスではないですが、フルリモートになったのでハッピーです。

 

「自由度が高い」について注意ですが、仕事のやり方は自由度が高いですが、仕事内容はそこまで自由ではないです!大手企業と変わらず、上長から作業指示があって取り組むことになります。そのため、どういった業務内容かはベンチャーでも変わらず入社前に要チェックです。

1位:いきなり実践できる

大手からベンチャーへ転職_いきなり実践できる

ベンチャーに転職して最初の2週間ほどは、簡単な雑務&座学でしたが、3週目くらいからは現場で実践です。いきなりクライアントとの打ち合わせや、スケジュール作成など自分がメインとなって業務を進めることになりました。当然細かくチェックをしてもらいましたが、大企業の時代では考えられないほど前面に出ています。

いきなり実践って正直デメリットにも捉えられますよね。実際最初の業務はミスが多くズタボロでした。。ただ、その分早く成長できたのは実感できています。そのため、メリットとして記載しました。早く成長できるのはベンチャーで働くことの1番のメリットですよね。

ベンチャー企業の”デメリット”  ベスト3

大手からベンチャーへ転職するデメリット

ベンチャー企業へ転職した事によるデメリットのベスト3は上記になります。それぞれどういったデメリットか具体的に説明していきます。ちなみに入社して3週間で会社が買収されたお話しもあります笑

メリットと同様にここで紹介する内容はあくまで私の経験に基づく内容です。企業によっては当てはまらない場合がありますが、少なくとも私はベンチャーへ転職して体験しております。

3位:当たり前が全然違う

大手からベンチャーへ転職のデメリット_当たり前が全く違う

「当たり前が全く違う」って当たり前ですよね。書きたい要素が沢山あって、それをまとめようとすると抽象的な内容になりました笑
私が大企業とベンチャーで特に「当たり前が違う」と思ったのは下記になります。

  • スケジュールに対する温度感
  • キャリアパスの明確さ
  • 誰に聞いてもわからないことがある
 

当たり前が違う①スケジュールに対する温度感

大手時代はスケジュールは厳守でしたが、ベンチャーになってからは、スケジュールを守れず遅れてしまうクライアントさんが多くなりました。(もちろん厳守のクライアントさんもいます)

ベンチャーになってからは中小企業の社長など忙しい方が多くなったことが理由です。私はクライアントさんの広告支援に携わっておりますが、相手は社長なので広告以外にも業務が多く中々リソースを割いてもらえません。そのため、当初のスケジュールから遅れてしまうことがあります。

また、業務内容の社会的影響範囲も関係があります。大手時代はSEとして保険料金支払いシステムに携わっておりましたが、そのシステムを利用される方は何万人もいて、業務で関わる人間も増えてきます。そのため、スケジュールが遅れた時の影響度は大きく異なり、自然とスケジュールに対する緊迫感が強まります。(規模が小さくても緊迫感はありますが。)

当たり前が違う②キャリアパスの明確さ

社員数が多いと数年後の自分のイメージが楽にできます。しかし、社員数が少ないと数年後どうなっているか想像ができません。また、上のポジションが空かない問題があり、キャリアパスとしてマネジメントのポジションにつきづらいです。そのため、現場作業のスペシャリストを目指す人にはむしろ適した環境かもしれないですね!

当たり前が違う③誰に聞いてもわからないことがある

社員数が少ないため業務内容でも、社内の誰もわからないことがあります。当然上長に相談し検討しますが、自分で考えなければいけない範囲は増えました。私はそのおかげで自分で勉強する習慣が今までより強化されました。ただ、そこまで自分の時間を使いたくない人からするとデメリットになります。

2位:休みづらい

大手からベンチャーへ転職のデメリット_休みづらい

大手時代も忙しさによってお休み取れないことはありましたが、繁忙期を乗り越えた後は容易に休めます。ただ、ベンチャーでも繁忙期でなければ容易に休めますが、大手時代よりも業務の属人化が強く業務調整はより必須になりました。

その人にしかできない業務があるため、せっかくお休みしてもメールを出す人が多いです。私自身お休みの人へ連絡せざるを得ないときがありました。人によっては業務時間外にもメールを出しています。業務を気にしないといけないのは、休めた気がしないですよね…。

原因は属人化以外にもあります。
ベンチャーですと、大手時代よりもクライアントさんから契約を切られてしまう可能性が高いことです。業務連絡の内容によっては一発アウトで、すぐ他社へ乗り換えられてしまいます。

ここまで休みづらい理由を説明しましたが、私の所属している会社は平均残業時間が10時間でホワイトです。上長も若手も休暇をしっかりとっています。ただ、業務調整が必須なだけで、しんどさはタスク管理能力次第ですね。

1位:会社が不安定

大手からベンチャーへ転職のデメリット_会社が不安定

ベンチャーへ転職するデメリット1位は「会社が不安定です。」特に下記の内容は不安定だと感じたポイントなので具体例を出しながら説明していきます!

  • 突然会社が買収!勤務地変更!!
  • 方針変更がある
  • 作業の進め方が定まっていない

 

会社が不安定①突然会社が買収!勤務地変更!!

社長
社長

社を買収してもらったので、ある企業の子会社になります。

グロン(私)
グロン(私)

え!?業務は?給料減ったら嫌だな。それ以前にクビにならないよね?

ある日当然MTGが開かれ会社を買収してもらったことを知りました。いきなりだったので上記のようにびっくりです…。しかも報告を受けたのが、入社して3週間ほどのタイミングです。どうやら私が入社する前から買収してもらう先を探していたようです。

親会社ができましたが、業務や年収はほとんど変わりませんでした。しかし、変わったことによる影響は沢山あるので下記にまとめました。

子会社になって変わったこと
  • 会社名
  • 勤務先
  • 福利厚生
  • 賞与のタイミング
  • 経理関連の管理

勤務先は近くなったので私は良かったですが、遠くなった人は絶対不満を持ちますよね。福利厚生も親会社と同じになりましたが、大きな損得はありませんでした。(出産祝い金が減ってしまったのは残念ですが。)社名変更に伴う自社サイト修正が急遽発生したことや、勤怠管理が厳しくなったことは地味に辛いですね。

私の場合は影響がそこまで大きくありませんでしたが、場合によっては業務内容や待遇が大きく変わりデメリットになりかねないですね。

会社が不安定②方針変更がある

大手と比べると決断が早く、柔軟性もあります。メリットになることが多いですが、注力する事業を変更するなど業務に影響でる場合があります。営業の方は特に影響を受けていますね。。

テレワークは週3回というルールが急遽2回に変わりそうになったこともありました。(結局3回のままになりましたが。)

不安定な時代だからこそ、決断の早さで良くも悪くも変化が起きやすいですね。

会社が不安定③作業の進め方が定まっていない

大手時代はあらゆる作業に手順書があり、誰でも同じようにできました。ベンチャーの今は品質に関わる部分は手順化されていますが、それ以外は自由な部分が多いです。やりやすいこともありますが、属人化にも繋がっています。そして、進め方が定まっていないと新人の頃にミスが多発し、デメリットと感じます。

ただ、私は作業の仕組み化が得意なので、強みを発揮できる余地があると捉えてます。大手時代手順書作成を徹底していた経験を活かせてます。

ベンチャーに向いている人

ベンチャーに向いてる人

ベンチャーの良いところ、悪いところがわかったところでどんな人がベンチャー企業に向いているかですが、ベスト3は上記になりますメリット、デメリットを把握した後だと納得の要素だと思います。それぞれの要素についても具体的なエピソードを交えて説明していきます。

3位:タスク管理能力が高い

デメリットにて記載した通り、ベンチャーの方が属人化していることが多く、タスク管理ができないとお休み取るのが難しいです。

また、ベンチャーの場合属人化した作業以外にも社内の細かい作業が増えがちです。私の場合は社内サイトの微修正や、自社開催のセミナー準備など細かいタスクが沢山…。タスク管理がうまくできず一週間後に開催するセミナーの用意が全くできていないこともありました笑

タスク管理能力はベンチャーだと必須スキルですね。

2位:意見をハッキリ言える

社員数が少ないベンチャーにとって社員1人の意見は貴重です。打ち合わせで必ず意見を求められますが、その度に当たり障りのない意見しか言えないと評価は下がります。

また、社員数が少ないからこそ社長や部長と会話する機会が大手より多いです。職場によりますが、私の経験上職位が上がるほど決断が早い人が多いので、ハッキリと意見を言える方が好かれる印象です。

1位:能動的に動ける

社員数が少ない分1人で進めなければいけない業務が増え、自分で考えなければいけない範囲が大手時代より増えます。そのため、指示待ちの受動的では仕事が進みません。当然上長にチェックしてもらいますが、チェックに辿り着くまでの時間はベンチャーになってからの方が長いです。(初動チェックはしてもらった方が良いですが。)

また、ベンチャーに入ってからは読書や資格の勉強などされている方が多く向上心が高いです。デザイナーの方はプライベートでもデザインのコンペに応募していました。

何人かベンチャーで働いてる方と面談しましたがやはり勉強熱心で向上心が強い人ばかりでした。

いきなり実践できるベンチャーのメリットと一致しているので自然とそういった偏りが生じるのかもしれません。

ベンチャー転職におすすめ転職サイト

ベンチャー転職の採用サイト

最後のランキングはベンチャー転職におすすめな転職サイトです!3位と1位は私も転職活動中使用していました。それぞれ詳しく説明していきます。

転職サイトは利用してるけど、選考が上手くいかないっという人は、面接対策の記事もあるので覗いてみてください。

3位:Geekly

Geekly

公式サイト:https://www.geekly.co.jp/

第3位はIT業界への支援実績6,000件以上のIT業界に特化した転職サイト「Geekly」です。ベンチャーやスタートアップ企業がそもそもIT関連ばかりなので、ベンチャーに転職するなら自然と候補に入るサイトです。エージェントさんがつくため、相談できるのがメリット。

デメリットとしては未経験業界&未経験職種の場合、書類すら通らないことですね。ほとんどの転職サイトも同様ですが、このデメリットは大きいです。

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2位:Meety

Meety

公式サイト:https://meety.net/

第2位はカジュアル面談特化サービスの「Meety」です。実は転職サイトではないです笑
採用活動に繋がりそうなカジュアル面談の募集も多く見られるため、ランクインさせました!

前述したように未経験業種&職種への転職では書類すら通りません。そのため、面接すら経験できず…。ただ、Meetyではカジュアル面談を受けるために書類選考などはありません!プロフィールの入力などはありますが、履歴書ほどガッツリ書く人は少ないです。

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1位:Wantedly

wantedly

公式サイト:https://www.wantedly.com/

第1位はつながりを深めるシゴトのSNS「Wantedly 」です。IT企業を中心に3万社以上が利用する転職サイトではありますがSNSに近いです。

大きな特徴は給与や待遇について記載するのがNGなことです。Wantedly はミッションや価値観が一致するかを大事にしています。そのため、ベンチャー企業やスタートアップ企業も多いです。

中々書類すら通らなかった私が、企業から5件直接オファーを頂きました。そこからカジュアル面談に進むことが多く、お互いに価値観がマッチするか確かめます。また転職活動する時があれば、絶対に使用します。

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ベンチャーに転職って不安

私は内定を承諾するときめっっっちゃ不安でした。25歳で第2新卒というタイミング、そして結婚式も控えていました。絶対に失敗できないそんな中でベンチャーへ転職です。

そこそこの大手で出世は間違いないと評価されていたので、同期には止められていました。ただ将来子供が欲しいと考えたとき、キャリアのピークを出産や育児と被せたくありませんでした。

そのため、勝負は2021年だと判断し急成長を求めてベンチャーへ転職しました。※当然会社は学校ではないため、ただ成長するだけでなく必ず結果で恩返しをします。

実際にベンチャーへ転職した後は想定通りズタボロになりましたが、その分急成長できています。年収も大手の時よりも上げられる可能性があります。つまり、転職したことに後悔はありません。ベンチャーに転職してよかったです。

 

この記事で紹介してきたことは私の経験ベースのため、該当しないベンチャー企業も多く存在します。ただ、結局転職してみないとわからないことがほとんどです。そのため、自分に合ったリスクの範囲でベンチャーへの転職を検討してみてください!上手くいってもきっと大変ですが応援します!

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