Webマーケターって何やってるの?
地味で泥臭いって何が?
この記事ではこんな疑問に対して現役Webマーケターの実体験を基にご紹介します。
先に結論を言うと、噂通りWebマーケターは地味で泥臭い作業が多いです。
しかし、しっかりスキルは身についているのでWebマーケターになったことに後悔はありません。
私は未経験からWebマーケターに転職したばかりのため(※2021年11月時点)、入社前とのギャップを1番感じているタイミングです。
私の体験談を参考にして、転職後の悪いギャップをなくし、後悔のない転職にしてください。
- これからWebマーケターを目指す人
- 企業選びに悩んでる人
- 志望動機が思いつかない人
- 面接で「具体的に何をやりたいか」と聞かれたときに答えられない人
そもそもWebマーケティング業界に向いてるの?と不安な方は、まずは適性をチェックしてみましょう。
Webマーケティング業界に向いてる人・向いてない人5選【現役Webマーケターが解説】
リアルな泥臭さの把握は転職活動にて必須
まず具体的な仕事内容を把握するメリットを解説します。
転職活動において具体的な仕事内容を把握することは以下のようなメリットがあります。
- 企業選びの基準が明確になる
- 志望動機が具体的になる
- 「具体的に何をしたいの?」と面接で聞かれても答えられる
3つ目の面接の答えは特に重要です。
私は転職活動中によく「入社して具体的に何をしたい?」と聞かれてましたが、抽象的な内容しか伝えることができませんでした。当然印象は良くないです。
未経験だと業務のイメージが湧かないので、上手く答えられないですよね…。
そのため、未経験であっても具体的な業務のイメージを持っておくことは重要です。
あと、転職してみて「思っていた業務と違う」と悪いギャップを感じ、転職したことに後悔する人がいます。
人生において重要な転職を失敗しないためにも、この記事を読んでイメージを膨らませてください。
Webマーケターの地味で泥臭い仕事内容 5選
Webマーケターって「地味で泥臭い」と言われていますが、イメージしづらいですよね。
私が体験した中では下記の業務が特に地味で泥臭かったです。
- キャッチフレーズが思い浮かばない
- 顧客インサイト調査
- 広告文作成
- キーワード選定
- 連絡対応やスケジュール調整
私の普段の業務内容は、他社の広告運用が7割、自社のコンテンツ管理、アクセス解析など細かいマーケ業務が3割です。
それではWebマーケティング業界の地味な業務を紹介していきます。
「Webマーケティング業界はやめとけ」と言いたくなるような体験もまとめているので、合わせてチェックしてください!
地味で泥臭い❶キャッチフレーズが思い浮かばない
参照元:https://lgo-wu.jp/f-water/
上記サイトの場合「カラダにやさしく溶け込む富士の天然水」というキャッチフレーズです。
このように自分が担当するサービスのキャッチフレーズを考える必要がありますが、これがめっちゃ大変です。
20個くらい案を考えて上長に見ていただきましたが、採用されずまた考え直しということもありました。
サイトに訪問したユーザーは3秒で印象を決め、読み進めるか判断すると言われています。そのため、このキャッチフレーズは非常に重要なポイントになります。
そのため、ひたすら良いキャッチコピーを考えてます…。
キャッチコピーは奥が深いので、下記の本を買って勉強もしました。
地味で泥臭い❷顧客インサイト調査
効果の出る広告を作るには、ターゲットの潜在ニーズを知ることは欠かせないです。(痩せたい、健康になりたいなど)
とはいえ、自分がそのターゲットとかけ離れている場合イメージするの難しいですよね。そのため、その業界のトレンドをSNSや読書で調査したりします。
私は下記の図のように、Google検索の「他の人はこちらも検索」で深堀したときもあります。(下記の図は業務ではなくプライベートで作成したものです)
ひたすら検索してまとめていく作業で3時間ほどかかり、まさに地味で泥臭い作業でした。
地味で泥臭い❸広告文作成
どの広告も設計は大変ですが、上記のようなGoogleの広告が1番地味で泥臭いです。
人を惹きつけるための見出しと、広告文をひたすら考えます。9月は一つの案件で「半角で30文字分の見出し×15個、半角で90文字の本文×4個」を5セット作成してます。
- Webマーケならマケリア通信
- 未経験でもマーケデビュー
- Webマーケの勉強サイト
こんな感じの見出しが1セットで15個です。
- 10月限定の入会金無料キャンペーン実施中!今なら○○○付きでさらにお得!今すぐデビュー!
- 新メニューの〇〇追加!さらに今なら〇〇診断が無料で実施中!感染症対策も万全です。
こんな感じの本文が1セットで4個です。
私は語彙力が足りなかったので、下記の本を購入して使えるフレーズを増やしました。
今はこの本なしでは広告文考えられないので、かなり依存しています笑
地味で泥臭い❹キーワード選定
引き続きGoogleの広告についてですが、広告を配信する検索キーワードあらかじめ決めておく必要があります。
Webマーケター養成スクールの広告を出す場合だと”Webマーケター 未経験”、”Webマーケティング 独学”などを配信条件に設定します。
そのため、宣伝するサービスや商品に合った、キーワード選定をする必要があります。
このキーワード選定が抽象的でも具体的過ぎても問題があるので、微妙な調整が必要になります。
「キーワードプランナー」というGoogle提供している無料ツールで、キーワードの月間検索数を確認できるので、キーワードプランナーと睨めっこになります。
地味で泥臭い❺連絡対応やスケジュール調整
Webマーケターは関わる人が多いです。私の場合は以下の5人が特に多いですね。
顧客 | 成果報告 広告内容の擦り合わせ |
デザイナーさん | デザイン依頼 成果物の擦り合わせ |
コーダーさん | コーディング依頼 成果物の擦り合わせ |
上長 | 報告、連絡、相談 |
営業の方 | 案件の引き継ぎ 広告内容の擦り合わせ |
これだけの人と関わり、連絡を撮るだけでも時間を使います。
上記は支援会社としての業務ですが、自社のマーケティングであっても他部署の連携は必須になります。
また、これだけの人が関わるスケジュールを作成する必要があり、抜け漏れないかの確認は地味で繊細な作業です。
顧客都合でスケジュールがズレたときは特に辛いです。デザイナーさんや、コーダーさんと再び日程調整が必要になるため、またスケジュールの組み直しになります。
このように関わる人が多い分地味で泥臭い作業ですね。
泥臭くてもスキルは身に付く?
Web業界では独立を視野に入れている人が多いですよね。
そんな方にとってどういったスキルが身につくかは重要です。
私がWebマーケターに転職して以下のようなスキル(経験)が身について、プライベートのSNS運用やブログに活かしています。
- Googleアナリティクスなどを使用したアクセス解析スキル
- 自分のブログでは体験できない情報量のSEO対策
- 記事の構造などのサイト設計
- Googleアップデートによる影響
- 収益発生までの導線の作り方
- 広告運用スキル
- 組織として売上を上げていく経営的な仕組み
特に私の場合は広告関連の専門知識が身についてます。
広告運用も需要が高く、ココナラというサイトでは「広告運用代行」で1,044件も販売している人がいます。
私の周りでも広告運用やアドバイスで副業や独立している人が何人もいます。
広告運用以外でもサイトのアクセス解析や売上までの導線作りなど、独立するなら欠かせないスキルが身に付くのも大きなメリットですね。
当然、コラム内のURL変更など地味過ぎて、活かしづらい業務もあります。
ただ、独学よりは確実にスキルアップできているので、興味のある方はぜひ転職を検討してみてください。
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未経験でWebマーケターを目指す人におすすめの転職エージェントをまとめた記事もあるので参考にしてください。
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