Webマーケティング業界って未経験だと厳しそう。
興味はあるんだけどな。
結論から言うと「未経験転職も、転職した後も厳しいです。」ただ、未経験からWebマーケティング業界に転職して成功した人は沢山います。
この記事では「未経験転職の難しさ」「転職後の厳しさ」、そして「未経験でも転職成功する人」を実体験を基に解説します。
私もSEを3年間経験したあと、完全未経験でWebマーケティング業界に転職しましたが、内定を取るまでに128社から不採用をいただきました。
一次面接落ち:8社
内定:1社
期間:6ヶ月
転職したばかりの私だからこその、生々しい解説になります。
- 未経験転職が難しい理由
- 転職後に厳しいと感じた実体験
- 未経験者が転職成功させるためのコツ
今回ご紹介する経験談は、私の実体験をまとめた「未経験Webマーケター 1年目の実態」という本の抜粋です。
Webマーケティング業界の実態をより知りたくなった人はぜひ読んでみてください。
Webマーケティング業界の未経験転職は厳しい理由 3選
未経験でのWebマーケティング業界への転職が厳しい理由は3つあります。
- 専門スキルが多い
- 人気が上がってる職業
- 未経験での実績作りが難しい
この厳しい理由について詳しく解説していくので、理解して対策できるようにしましょう。
転職は厳しい理由①専門スキルが多い
Webマーケティングといっても下記のように様々な種類があります。
- 広告運用
- SEO対策
- SNS運用
- メールマーケ
- ECサイト運用
どの業務を選んだとしても、「人間の心理×IT×業界知識」と関わる要素が複数あるため、覚えることが多いです。
「人間の心理」を考えるのには経験が必要ですし、「IT」「業界知識」はドンドン新しくなっていくのでアンテナを張っていないと時代遅れになります。
そのため、マーケティングや関わる業界が好きで「勉強が苦にならない人」が優遇されます。
逆に全く興味もない業界や、好きなマーケティング業務に就けない場合は、かなり厳しいですね。
転職は厳しい理由②競争度が高い
「伸びている業界」「テレワークができる」「副業に活かせる」などWebマーケティング業界の人気が上がってきています。
ちなみに私はインフルエンサーの影響で「稼げそう」と思い目指しました笑
Twitter経由でよく相談がきますが「手に職つけたい」という理由で、Webマーケターを目指す人が意外と多いですね。
最近ではWebマーケター養成スクールに通う方も多く、未経験の中でも競争度はどんどん高くなっています。
転職は厳しい理由③未経験での実績作りが難しい
未経験転職の1番の厳しさは「実績がないこと」です。
「月間◯万PVのブログ運営」「フォロワー◯万人のインスタ運用」など言えるのが理想ですが、難しいですよね。
私もこのブログとは別ですが、転職活動中に実績作りでブログを運用していました。
しかし実績0&工夫した点0だったので、全く評価されず…。
ブログで工夫した点を面接で聞かれたとき「SNSで数人読んでくれたから、似た記事を書きました」と当時答えました。
これでは「SEO知識はありません!」と言っているのと同じですよね。
当然不採用でした。
大事なのはブログを始めることではなく、アピールできるようなブログの運用をすることです。(ちゃんとSEO勉強するべきでした)
逆に、難しい実績作りを乗り越えて、転職後の年収が100UPした方もいます。
Webマーケティング業界は転職後も厳しい
未経験者が厳しいのは転職活動だけではありません。入社後の業務も厳しいてです。入社当時は「Webマーケティング業界はやめとけ」と周りに言いたくなりましたね…。
私の場合は社員数14人のベンチャーだっため、大手ほど手厚い教育はなく、入社して9日目で案件の中心人物になりました。
当然分からないことが多く、ミスしながら業務を進めてます。
- 顧客から結果が悪いと煽られる
- 配信設定漏れで顧客へ謝罪
- 常に複数の顧客とコミュニケーション
この3つは特に辛かったですね。
参考: 【経験談】Webマーケティング未経験でベンチャーに入った話 | Webマーケターキリンのつぶやき
Webマーケティング未経験者でも転職成功できるコツ
ここまで未経験でのWebマーケターがいかに厳しいかを説明してきましたが、ここから転職成功できるコツをご紹介します。
- 自分に合った転職方法を検討
- 独学でも良いから実践する
- プロに頼る
たださえ厳しい転職活動なので、コツを知って無闇に動いてる人と差をつけましょう。
転職成功のコツ①自分に合った転職方法を検討
未経験でWebマーケターになるのは下記4つが王道パターンです。
- 部署異動
- 業種を変えない転職
- 近しい職種に転職
- 支援会社のWebマーケターに転職
①の部署異動が1番リスクが低くて理想です。
私の知り合いでも何人か社内の部署異動でWebマーケターになりました。
一度は上司に異動の相談してみましょう!
②の業種を変えない転職は下記図の右下です。
「金融系の事務」から「金融系のWebマーケター」になるように、業種だけ固定します。業界知識が豊富な方にオススメです。
③の近しい職種に転職とは
いきなりWebマーケターは目指さずに
- インサイドセールス
- カスタマーサクセス
上記のように今よりWebマーケターに近い職種に転職するパターンです。
少し遠回りですが、営業の方などにオススメです。
※マーケよりの業務にどこまで携われるかは要チェック
最後に④の支援会社のWebマーケターに転職です。(私はコレです)
上記の画像の通り、事業会社よりも支援会社の方がWebマーケターの人数が必要です。そのため、支援会社の方が採用されやすいです。
私は事業会社のWebマーケターを目指していましたが、未経験では厳しかったため、まずは支援会社に入社しました。
未経験だといきなり理想の転職は厳しいです。
そのため、まずは入社しやすい会社に転職して、Webマーケター経験者になってから、理想のWebマーケターに転職しましょう。(やばい会社は避けるべきですが)
転職成功のコツ②独学でも良いから実践する
未経験で転職成功させるにはとにかく実践することです。
「Webマーケティングに興味を持ってます!でも何もしてません!」
こんな人信用できないですよね。
大きな実績が作れなかったとしても、実績を作るためにどう設計して工夫したかを話せれば評価されます。(私はここがイマイチでした。)
まだ準備不足だよ…。
もっとYouTubeで動画見て勉強しないと。
勉強はOKです!大事です!でもそこから行動しないのはNG!
実践しながらでもインプットできるので並行して進めましょう。
アウトプット先があるとインプットの質が変わります。
まずはSNSからでも初めてみましょう。
転職成功のコツ③プロに頼る
「Webマーケター養成スクール」と「転職エージェント」
この2つのプロに頼ることで転職成功確率は上がります。
「Webマーケター養成スクール」はWebマーケティングの勉強や実務に近い作業をプロがサポートしてくれます。
最近はスクールに通う方が多くなり、未経験者の中でも差がついてきました。
費用は20〜60万円と高額ですが、最短で転職したい人は通ってみましょう!
私が通うならWebマーケター養成スクール2年連続No1のマケキャンですね。
「お金に余裕がないよ…。」という方も多いですよね。私もそうでした。
そんな方は「転職エージェント」に頼りましょう。
自分の転職活動を無料でサポートしてくれる転職のプロです。
「転職活動はまだ早いよ…。」という方にこそおススメです。
- 客観的にみてもらえる
- 情報収集できる
- 求められるスキルがわかる
未経験では厳しいけど頑張る価値あり
ここまで解説した通り、未経験でのWebマーケティング業界への転職は厳しいです。
ただ、Webマーケティング業界は副業のしやすさ、テレワークのしやすさなど魅力はいっぱいです。
上記は日本の広告費の推移ですが、インターネットの広告は年々右肩上がりです。
また、2021年では「新聞紙」「雑誌」「ラジオ」「テレビメディア」4媒体を合計した金額よりも「インターネット」の方が大きいです。
つまり、Webでのマーケティングの需要がドンドン高まっているため、Webマーケターの市場価値は上がっていきます。
最初は厳しいことだらけですが、乗り越えて一緒に市場価値を高めていきましょう!
大変だとは思いますが応援してます!
相談したい方はTwitterのDMでご連絡ください。