Webマーケティング業界に向いてる人・向いてない人5選【現役Webマーケターが解説】

Webマーケティング業界に向いてる人・向いてない人5選【現役Webマーケターが解説】 Webマーケティング

 

Webマーケティングって面白そうだけど、自分は向いてるのかな。

Webマーケティング業界に興味を持ったとき「自分は向いているか」「未経験だけどついていけるのか」と不安になりますよね。

私も転職時にWebマーケティング業界について調べましたが、具体的に何をやっているかわかりませんでした…。

そんな状態でWebマーケティング業界を目指すのはリスクがあるので、未経験でWebマーケティング業界に転職した私が「向いてる人」「向いてない人」を解説していきます。

 

「向いてる人がわかっても何から始めれば良いの?」

こんな疑問も出てくると思うので、未経験者がやるべきことも解説していきます。

この記事を読んで、後悔のない転職(就職)活動をスタートしましょう!

こんなことがわかる記事です
  • Webマーケティング業界に向いてる人、向いてない人が具体的になります
  • 未経験で目指す場合に始めるべきこと

 

Webマーケティング業界に向いてる人5選

 

それではまず、Webマーケティング業界に向いている人の紹介をします。

3つ以上当てはまる人はWebマーケティング業界志望を視野に入れてみましょう!

  1. 勉強熱心
  2. 正確に伝える文章力がある
  3. 具体と抽象の調整ができる
  4. マルチタスクが得意な人
  5. 巻き込み力が高い人

勉強熱心

Webマーケティング業界は常に情報収集です。

SEOやアクセス解析、広告運用などの基礎知識だけでも覚えることが多いですが、新しい仕組み、他業種の成功事例、トレンドなど知っておくべきことが多いです。

支援会社の場合だと、支援するクライアントの業種も詳しくなる必要があります。

  • 学習塾
  • フィットネス
  • 介護
  • 不動産投資

上記は私が入社して3ヶ月で関わった業界です。

前職のシステムエンジニアも覚えることが多かったですが、Webマーケティング業界の方が覚えることは多いです。

勉強した分周りと差がつきやすい業界とも言えるので、勉強熱心な方はぜひWebマーケティング業界を目指してみてください!

 

未経験者向けの独学方法をまとめた記事はこちら

正確に伝える文章力がある

社内の連絡や、クライアントへのメールなど文章で連絡することが多いです。
口頭での説明力も必要ですが、証拠として残る文章での説明も重要となります。
  • Webページ作成時の進捗報告&成果物の確認依頼
  • 広告予算の確認
  • 広告配信設定の確認

などなど、連絡することが多く、その度に専門的な内容を文章で伝える必要があります。

ちなみに、私が1日で入力した文字数は下記の通りです。(テレワーク日)
・顧客とのメール:2,795文字
 顧客A:広告設計書、広告用Webページのデザイン確認
 顧客B:広告結果の初動報告

・社内でのSlack:2,155文字
 デザイナーさんとのスケジュール調整
 タスク状況の報告

合計すると1日で4,950文字分、文章を作成しています。(大体この記事と同じ文字数です。)
グロン(私)
 

文章とか苦手なんだけど

そんな方はTwitterを始めるのがおすすめです!

140文字と限られた文字数の中で、人に伝える練習になるからです。
しかも「いいね」や「RT」など、反響を実感できます!

まずはTwitterでの発信からスタートしてみましょう!

具体と抽象の調整ができる

「会話する相手に合わせて内容の粒度を変える」「戦略も戦術も検討する」など具体と抽象の調整はWebマーケターに必須です。
知識が身につけば具体的な説明はできるようになりますが、抽象的な説明が苦手な人が意外と多いです。(私も苦手です笑)
相手が求めていることに合わせて情報を削るので難しいですよね。。。
Webマーケターは「ITリテラシーが高くない方」「経営層の方」と話すことがありますが、具体的過ぎる話は求められてないです。

Webマーケティング業界以外でも大事なスキルなので、相手に合わせてレベルを調整するクセをつけておきましょう。

マルチタスクが得意

Webマーケティング業界はマルチタスクです。

未経験で転職して11ヶ月目(2022年3月時点)の私は下記のような状態です。

  • 既存の広告運用10案件分担当
  • 新規広告、Webページ作成のディレクション2件
  • 自社サイトのアクセス解析(隔週)
  • 自社のウェビナー運営

顧客の業務だけでもマルチタスクですが、自社の業務もありタスク管理が大変です。

管理しきれず、顧客からの依頼を忘れてしまっていたことも…。

このようにかなりマルチタスクですが、それでもタスク管理ができる人はWebマーケティング業界に向いています。

Webマーケターの1日の流れを解説した記事はこちら

巻き込み力が高い人

最後は「巻き込み力が高い人」です。

Webマーケティング業界は常に人と関わり、何かしら仕事をお願いしてます。
下記に私が関わる人や関わり方をまとめました。

新人広告運用担当者が関わる人たちと関わり方
  • クライアント
    成果物の確認依頼、素材提供依頼
  • コーダー
    コーディング依頼、こちらの要望を正確に依頼
  • デザイナー
    デザイン依頼、こちらの要望を正確に依頼
  • 上長
    業務の進捗状況を報告、相談
  • 広告有識者
    広告設計、運用について相談
  • 営業の方
    広告配信のプランニング、進め方について相談
私の場合広告を運用するだけでなく、スケジュール管理や顧客との連絡対応を行うディレクション業務も実施しています。
そのため、人に何かをお願いして、案件を円滑に進めるのが役割になります。
ここまでの解説でも分かりますが、Webマーケティング業界の6割は人とのコミュニケーション業務です。

認識齟齬がないかの確認や広告の結果報告など連絡ばかりで、入社前のイメージしていたマーケ業務はほとんど実施していないです。

これから転職活動する方は、企業側はコミュニケーション能力も求めていると認識しておきましょう。

企業側が求めているスキルと自分がアピールするスキルが合わないと当然採用されません。
また、入社できても悪いギャップを感じて後悔します。

そのため、一人で黙々と作業をしたい人はWebマーケティング業界でも業務内容は要注意です。

 

Webマーケティング業界に向いてない人5選

Webマーケティング向いていない人

続いてWebマーケティング業界に向いていない人を解説していきます。

転職で後悔しないためにも「向いていない作業を避ける」のは大事です。

自分に当てはまるかチェックしてみてください。

  1. 意見を主張できない
  2. ケアレスミスが多い
  3. メンタルが弱い
  4. 妥協できない
  5. ロジカルに考えるのが苦手

意見を主張できない

あなたは「No」と言えますか?

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Webマーケターは提案だけでなく、クライアントや上司の意見にNoとはっきりと言う場面が多々あります。

特に感覚ベースで指摘を出す方には注意です。

マーケターとして数値で実態を把握して、相手の意見に誤りがあればハッキリと「No」と言えなければマーケターがいる必要がなくなります。

相手との関係性を壊さないNoの言い方を身につけておきましょう!

ケアレスミスが多い

広告運用の場合、ちょっとしたミスで大きな損害がでます。

私は「店舗から半径10km」で広告を配信する予定が、誤って日本全国に配信したことがあります。
ミスに気づいた時は冷や汗が止まりませんでした…。

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広告運用以外でもスケジュール作成や、先方とのコミュニケーションなど繊細な作業が多いです。

ケアレスミスが多い人は向いてないですが、ミスをしても原因を明確にし、仕組みで解決できる人なら重宝されます。

私はケアレスミスが多い人ですが、Excel関数やブラウザの機能で機械的に作業内容をチェックするなど仕組み的に再発しづらい状況にしてきました。

メンタルが弱い

Webマーケターは結果が数字ではっきりと出ます。悪いときもです。

結果が悪いときはプレッシャーを感じることが多く、顧客との打ち合わせは憂鬱です。

会社に行きたくない人のイラスト(男性)

ベンチャー企業の場合は、いきなり実践を任せてもらえることがありますが
最初はきっと結果が悪いです。いきなりうまくいくことは中々ありません。

そのため、未経験でベンチャーへ転職する場合はきっと辛い目にあいます。
ただ、辛い経験をしているからこそ成長できるのはメリットです。

私はそのメリットに魅力を感じてベンチャー企業のWebマーケターになりました。

ただ、メンタルが弱い人にはオススメできません。

妥協できない

Webマーケティングに模範解答はありません。
「どうやったら成功するか」という答えのない問いを試行錯誤する職業です。

私は心配性なところがあり、いつも過剰品質で残業ばかり…。

「妥協なんてありえない!手を抜くな!」と考える人もいますが、妥協とは「与えられた時間内で出せる品質を見極めて、仕事に取り組む人」と言い換えられます。

前述したようにWebマーケティング業界はマルチタスクです。
そのため、上手に妥協できない人はマルチタスクに潰されるので、向いてないですね。

ロジカルに考えるのが苦手

Webマーケターは扱う情報量が多いです。 私は初めて広告結果のレポートを見る際に、数値が多すぎて何から確認していけば良いか分かりませんでした。

  • クリック数
  • クリック率
  • 目的達成数
  • 目的達成率
  • 1ユーザー辺りの表示頻度
    など

広告運用でなくてもWebサイトのアクセス解析など沢山の数値と関わります。

そのため、圧倒的な情報量を整理するスキルが必須です。

KJ法のイラスト(私服)

私はセミナー内容の企画検討なども担当しますが、どういった内容にするか0から考えるため、抽象的な情報をロジカルに固めていく必要があります。(めっちゃ難しいです。)

ロジカルに考えるのが苦手な人は、Webマーケティング業務が苦行になるので、向いていないですね。

未経験者が転職に向けてやるべきこと

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自分がWebマーケティング業界に向いているとわかっても、そもそも未経験で転職できるか不安ですよね。

グロン(筆者)
グロン(筆者)

結論から言うと、未経験でも転職できます。

ただめっちゃ厳しいです。

私はマーケティング業務は未経験でしたし、語れるほどの実績もなかったので、書類選考で20〜30社は落ちています。

未経験転職は甘くはありませんでした。

あなたには私のような辛い転職活動をして欲しくないので、未経験者がやるべきことを紹介していきます。

私の失敗談&成功談も紹介するので、参考にして効率良く転職活動していきましょう!

ブログ運用

未経験者がやるべきことの1つ目はブログ運用です。

ブログ運用は「時間がある人」「超やる気のある人」向けですが、下記のようにマーケティング関連のスキルが沢山詰まっています。

ブログで身に付くマーケティングスキル
  • SEOの知識
  • ペルソナを意識したサイト設計
  • 人を惹きつけるライティング
  • 簡単なバナー作成力
  • アクセス解析力
  • 市場調査力

「スキルが身につくのは分かったけど難しそう」と思いますよね。

正直難しいです。「収入源にはならなくても面接で話せるネタになれば良いか」という考えで、今とは別のブログを運用していましたが、面接で評価されませんでした。

SEOのことなど考えずに運用していたので、「月間○万PV」や「月間収益○万円」などの実績や戦略がなかったからです。

「どんな工夫をしたの?」と聞かれて即終了。

面接のイラスト「就職活動中の男性」

”行動してる人”アピールは少しできますが、最近はお金を出してスクールに通っている人もいるため、ただ書くだけのブログではアピールの効果が落ちてきました。

そのため、「時間がある人」「超やる気のある人」以外は無理に始めないでOKです。

SNS運用

未経験者がやるべきことの2つ目はSNS運用です。

インフルエンサーのイラスト(男性)

1つ目のブログ運用は魅力はあるものの、敷居が高かったですよね。
しかしSNS運用はブログと違い敷居が低いにも関わらず、ブログと同じく下記のような魅力があります。

  • ペルソナを意識したアカウント設計
  • 正確に伝える文章力
  • コピーライティング

また、「いいね」「フォローワー数の増加」など、自分の考えた発信の反響を実感できるので、マーケティング練習になります。

文章で発信するならTwitter、画像ならInstagram、動画ならTikTok、音声ならstand.fmなど発信メディアは沢山あります。

自分に合った発信方法を見つけて、SNS運用をチャレンジしてみましょう!

ちなみに、私はTwitter経由で声がかかり、転職成功に繋がりました。
詳しい経緯は下記にまとめているので、参考にしてください。

Webマーケター養成スクールに通う

未経験者がやるべきことの3つ目はスクールに通うことで、「独学では挫折しそう」という方におすすめです。

下記のようにWebマーケティング専門のスクールは複数あり、転職する前にスクールに通う人が増えてきました。

  • Wannabeアカデミー
  • デジプロ
  • マケキャン
  • TechAcademy

企業がサポートしてくれるので、独学よりも効率良くスキルが身につき、確実に転職成功へ近づきます。(スキルの習得だけでなく、転職サポートまでしてくれるスクールもあります。)

ただ、懸念点はお金がかかることです。

安くても20万円ほどはかかるので、決して安い値段ではありません。

そのため、お金に余裕がある社会人向けですね。

落ちる前提でも転職活動

「落ちる前提の転職活動」これが1番やるべきことです。

グロン(筆者)
グロン(筆者)

「まだ転職活動は早いよ」と思ってませんか?

転職活動では市場調査が超重要で、”成功する人or失敗する人”の分かれ道になります。

そのため、まずは情報収集するための転職活動です。きっと書類も面接も落ちますが、得られるものが沢山あります!

転職活動をして具体的になるもの。
  • 自分の現状のスキル
  • まだ不足しているもの
  • 求められているスキル
  • 実際の募集内容

転職活動のイメージが具体的になっていると、私のように転職に活かせない実績作りに時間を使うリスクを減らせます。

でもいきなり転職活動も不安だな。

落ちる前提とはいえ転職活動って不安がいっぱいですよね。

そんな方は転職エージェントを利用しましょう。

転職エージェントは自分をサポートする転職活動のプロがつく無料のサービスです!

迷ったらここ!おすすめの転職エージェント

1位:doda
求人数が約10万人との大手求人サイト!「エゴグラム適職診断」などのコンテンツは自己分析に役立ちました。

2位:マスメディアン
広告・Web・マスコミ職種に特化した求人サイト。未経験ならまずは広告支援会社がおすすめ。

3位:第二新卒エージェントneo
20代に特化した求人サイトなので、第二新卒の方は登録必須です!

この3つはまとめて登録しておきましょう!

転職エージェントの利用は、転職のプロに自分の考えを客観的に聞いてもらえるので、情報収集も捗ります。

Webマーケティング業界のオススメ転職エージェントをまとめてるので、未経験で転職される方は必読です!

まとめ

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ここまで向き不向きを解説しましたが、結局は転職してみないとわからないです。

Webマーケティングといっても企業によって大きく変わってしまうので。

だからこそ、「自分を知る」「企業を知る」は超重要です。

今現状で完璧にわからなくても、PDCAが回せれば自分も企業も具体的に見えるようになるので、結局は行動することが1番理想に近づきます。

自分がとれるリスクと擦り合わせながら無理のない範囲で、Webマーケティング業界を目指してみてください!

Webマーケティング業界は今後も伸びていく業界なので、市場価値を上げやすいです。

 

 

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